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edit/2016-03-28

 約一年「西行物語」を西行の生い立ちや出家の状況から西行の死までをみなさんとたどれたことは嬉しいことでした。西行はその時代の歌人と違って素直に心を吐露する和歌を詠んでいるので好きだ、若くして出家した人、芭蕉とかに憧れを持たれる西行ってどんな人、とか謎めいた西行像を自分なりに掴んでみようというのがこのセミナーの目的でした。妻子がありながら、また安定した生活がありながらそれをすべて捨ててまで出家する必要があるなど現代の私たちには想像もつきません。俗世を捨てても捨てきれない心の揺れをことあるごとに和歌に託す西行は私たちの目には優柔不断でかよわい心に映ります。しかし、西行は煩悩や罪を悔い、身を清めるため三十一文字、つまり和歌を口ずさむことが悪い心を払いのけ仏道に進む手段であったといいます。
 釈迦様の入定の日とほぼ同じ日、西行がかつて願いながら詠んだ歌のように桜の咲くころ死にます。「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ」
 私自身、西行はどこかで気になりながらもそのままにしていた人でした。今回自分自身も学んだり気づいたりできたことは大変嬉しく思います。そしてなにより参加下さる人の西行に対するちょっとした一言的な感想がとても楽しかったです。ありがとうございました。
 以下は「西行を知ろう」に参加してくださった方の感想です。  
*休みがちでしたが時代とそれぞれの人間が立体的に見えて来ました。
*伝説の西行が人間臭プンプンに。楽しかったです。抹茶と菓子は嬉しかったし、おいしかった。
*西行像が豊かになったこと。例えば頑固さ、たけだけしさ。直截的なもの言いなど。
 短歌に少しばかり親しむことを覚えたこと。改めて助動詞や助詞の持つ意味や古語の広がりに感じいれたこと。なによりも一回目から最後まで休まず参加できたことを嬉しく思います。一服のお茶とお菓子をも頂きありがとうございました。なお、テキスト先だしして下さる学ぶ意欲も湧きますので、いかがでしょうか。
*まず、古典の世界、古語の響きに浸れる豊かな時間でした。お抹茶と珍しいお菓子でのおもてなしもありがとうござしました。出家熱に浮かされ妻子を捨てる西行、思いを遂げても何やら未練がましい西行、理解しがたい人と思いましたが、平安後期の末法思想の世界観の一端を垣間見た気がします。浄土は死後にある、というよりもそれを現世に引き寄せ、実生活に重ねるようにして生きていたのではないでしょうか。
*一年間大変お疲れ様でした。おかげ様で一歩古典の世界が近くなったなと感じています。学校で習う古典以外は自らで選ぶことはなく、今回の作品は楽しく読み進めることが出来ました。更に各自の解釈を大切にして下さり、詠む楽しさにも触れることが出来たのは収穫でした。ありがとうございました。
*お茶もお菓子もいただきながら、ゆったりした時間をいだだいての学習会は楽しいものでした。訳をあてられたりしないので、落ちついて参加できました。今後もそのようにして下さいますと嬉しいです。

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